高濱流わが子に勉強ぐせをつける親の習慣37|小学校入学前の子を持つ親に読んでもらいたい本

ここ1ヶ月大量に本を読んでいます。子育てをしている親に読んでもらいたい本をたくさん見つけました。

その中で、簡単に読めて・実践しやすく・わかりやすい本の一つが「高濱流我が子に勉強ぐせをつける親の習慣37」です。

実践しやすいと言ってもいきなりすべてを実践することは難しいので、少しずつ自分が出来そうだと思うことから始めていきましょう。

花まる学習会というものの存在は知っていましたが、この本を書いている人がその代表を務めている人だとは知りませんでした。

知っていたら購入しなかったと思います。

なぜならば、某塾で花まる学習会のバイトをしている同級生から話を聞く限り「なんだそれ、メディアで聞いているのと全く違うじゃん」と思ったからです。

花まる学習会がどういうものなのかは彼ら伝いでしか聞いていません。ですので、良いか悪いかは実際のところ分かりません。

しかし、この本に書かれてある内容は「私が子どもに接するときにはこうするだろう」ということと、かなり似ていました。

できれば、小学校に入学する子供がいる親に見てもらいたいです。遅くとも小学生5年までには読んでおくことを勧めます。

そうすれば、自分から進んで勉強をする子にしてあげられるかもしれません。

筆者が何度も口にしている「メシを食える大人」になれる可能性も高まると思います。

自分の考えを分かりやすく本におろすことができる高濱さんはすごいな、とこの本を読んで思いました。

私には思っていてもこんなに分かりやすく言葉にすることはできません。自分の経験値の低さを実感し、少しショックを覚えた本でもあります。

私が3回目の大学の時の同級生2人がバイト講師をしていました。彼・彼女が講義中に子どもたちの作文の採点をしているのを見て、花まるでバイトをしていることを知り、ついでにどういうものなのかを聞きました。

この本のイメージを分かりやすくするには、各章の項を挙げることが一番です。ですので、項を列挙した後に私の考えを加える形にしています。

第1章 気がついたら子どもが勉強嫌い…。心配ママ、10の落とし穴

  1. 「この頃、接し方がなんだか難しくなってきた…」|年齢に応じた切り替えができないと、お母さんだけがカラまわり
  2. ついつい口にしてしまう「何度言ったらわかるの!」|お母さん、子どもにとってそれは“初耳”です
  3. 「この子は私がいないと何もできないんだから…」|“愛の先走り”が、なんでも人に頼る子にしてしまいます
  4. できたら「すごい!」。できなかったらションボリ|答えが合っているかどうかだけを気にする○×主義は子どもにも伝染
  5. 「パパッとやんなさい、パパッと」|子供をせかせる口ぐせは「考えない子」をつくる呪文になる
  6. 「クラスの○○ちゃん、すごいよねぇ…」|まわりとの“うっかり比較”は子どもの心にグサリときます
  7. 「ウチの子、算数ほとんどダメなんです~」|親の決めつけが、子どもの「苦手虫」を育てます
  8. 「ほら、ノートはきちんと書かなきゃダメでしょ」|お母さんの「ちゃんと病」が、子どもに“仮面勉強”をさせてしまう
  9. 叱ったついでに、前の出来事をむしかえしてダラダラ|叱り方三悪パターン「ゆるゆる」「長引き」「後引き」にご注意
  10. 「ほんと仕方ないわねぇ…。今度だけよ」|例外を許す「見逃しの罪」が、怠けぐせのはじまり

子どもは体格だけでなく心も成長します。しかし、心の成長は外から判断することが難しいです。

それまでうまくいっていたやり方がいつの間にかに通じなくなり、「うちの子が悪い子になった」「聞き分けのない子になった」と思うときがくるはずです。

今までと違う子供に苛立ちを覚えると思います。しかし、その変化は「子どもが大人になり始めている」喜ぶべきことなのかもしれないです。

そして、心が成長している時期に親が感情のまま子どもに接すると“子どもにはこうなってもらいたい”と親が思っている理想が理想のままで終わってしまう恐れがあります。

そうならないために“こんなことはやらないほうがよい”ということを、この章は教えてくれます。

第2章 子どもが勉強好きになる親の習慣10の「いいね!」

  1. 「すご~い、できたじゃない。さすがだね」|子どもをやる気にさせるお母さんは、自信をもたせるのがうまい
  2. 「う~ん、いまの言い方、ちょっと違うかな」|言葉のニュアンスを大切にする習慣が、子どもの国語力アップに
  3. 「あれ?これ、どういう意味だっけ?」|親の辞書引き習慣が、子どもの学び力の土台をガッチリつくる
  4. 「ほら、見て見て!あれ、きれいだねえ」|プチ感動を口にする習慣は、子どもの学力定着にも好影響
  5. 「ほんとフワフワ。うさぎを抱いたときみたい」|お母さんがたとえがうまいと、子どもの感受性も表現力も豊かになる
  6. 「それ、ママにもわからないけど、すごいことを考えたね」|「なぜ?」を大事にする親の子は、力強い“思考力エンジン”をもつ
  7. 消しゴムのかす集めをするわが子にも「すごいねぇ」|オタク性を温かく見守る心の余裕が、子どもの伸びしろをつくる
  8. いつも☺☺☺、どんなときも☺☺☺|お母さんの穏やかな笑顔は子どもの心と勉強を安定させます
  9. 「よし、真剣勝負だよ。絶対負けないからね!」|一緒にとことん遊びきることで、子どもの意志力がパワーアップ
  10. 「○○ちゃん(子どもの名前)のおかげで助かってるわ」|お母さんがお手伝いをさせるのがうまいと、子どもに工夫力がつく

この章では、子供が勉強に関心を持つようになるであろうやり方が10個書かれています。

子どもが小学生に上がる前にこの章をしっかりと読んでおけば、少なくとも「勉強しなさい」と口だけで言うことはなくなるはずです。

もちろん、この章に書かれてあることを実践したからといって、100%勉強好きになるとは言えません。

しかし、実践することで勉強を好きにさせられる可能性は高まるはずです。

すでに子どもが5年・6年になっている場合、いきなり実践するのに違和感を感じたり、こんなことをしても意味ないんじゃない?と思うかもしれません。

しかし、書かれてある内容をしっかりと理解し自分の子どもに合わせて実践をすることで、無理に子どもを変えようとせずとも、自然に少しずつ変わってくるはずです。

 

第3章 子どもに勉強ぐせをつける、14のとっておきルール

  1. 「わかっちゃった体験」の気持ちよさを教えましょう
  2. 1日5分の「朝勉」で生活のなかに「型」をつくる
  3. 机に向かうときの姿勢の良い子は必ず成績が伸びる
  4. 漢字練習は「小分け目標」を設定してモチベーションアップ
  5. 毎日の「時間区切り学習」で勉強ぐせをつける
  6. 通信教材やドリルをためてしまうようなら、一度リセットする
  7. 「わかったフリ」の芽は小さいときからつぶしておく
  8. 答を出すことより、考えるプロセスが大事なことを教える
  9. 「考える道具」としてのノートの使い方を教える
  10. 子どもを勉強好きにさせる「夏休み大変身作戦」
  11. 読書好きにするには、親が「読む姿」を見せることから
  12. 心の成長をうながすシンキングタイムを邪魔しない
  13. 男の子には、あまりキーキー言いすぎると逆効果
  14. 10歳になったら「外の師匠」に任せる

小分け目標でモチベーションUPは本当に効果的です。勉強が苦手だったり、勉強習慣がついていない子に「勉強をしたらできるんだ」ということを実感させることが可能だからです。

答えを出すことより、考えるプロセスが大事というのは私がいつも言っていることです。

本当は理解していないのに偶然答えがあっているだけなのに、それを放置していては成績は伸びません。教えた直後は問題が解けるのに、数日後にはできなくなっているでしょう。

そうなるは、復習をしていないことも大きな原因ですが、その場で答えが出せればいいと子どもが思っている場合も多いのです(当人はそういう意識はしていませんが)。

計算問題をよく間違える人は特に注意です。解き方を覚えようとせず、その時言われたやり方でただ問題をこなしているだけの可能性が高いからです。

また、個別指導塾に安易に通わせることにも注意しましょう。

トップレベルの高校を目指すため、塾で分からない問題などを個別指導で聞くというなら問題はありません。

注意すべきは、“何もしていないから分からない”という子供を個別指導塾にやらせることです。

個別指導では「自分で理解させる」「答えだけを教えるのではない」と謳っているところも、私の塾に個別指導塾から移ってくる生徒の話を聞く限り、実際は答えを教えているだけですし、放置しているだけだったりします。

そのようなところに子どもを入れても、与えられた問題の答えを教えてもらって、勉強をしたつもりになって終わりになるだけの可能性がたかくなるはずです。

第9項・11項を含め、「勉強ぐせをつける」ために良いことがたくさん書かれてあります。

第4章 「メシが食える力」を育む生活・会話習慣13の心がけ

  1. 日々の生活習慣については、口うるさいほどでいい
  2. 生活のスピードを上げると「ダラダラ病」が治る
  3. 当たり前のことを当たり前にする心がけは、挨拶から
  4. めいっぱいの外遊びで〈体幹+体感〉をWで鍛える
  5. 1日3分の「しっかり話すタイム」で、子どもの心が安定する
  6. いつもの道を歩きながら「特別な時間」を楽しむ
  7. 学校であったことを要領よく話す習慣をつける
  8. だから・なぜなら会話」で論理力が鍛えられる
  9. テレビドラマを見たときのつぶやきで共感力を養う
  10. 「スケッチ会話」で映像化力のトレーニング
  11. 相手の立場で話す「伝える力」を親子で磨き合う
  12. 1行でもいいから、日記を書く習慣をつける
  13. 自信と癒しの魔法で、お母さんが輝き続ける

この章も「なるほど~」と思うことがたくさん書かれてあります。

最後に

この本を読んでしまうと、高濱さんが書かれてある他の本も読みたくなってしまう(読まなくてはいけないのではと思ってしまう)かもしれません。

しかし、この方はたくさん本を出しすぎているので、全部読むことは現実的ではありません。

そもそも、たくさん本を読んだところで、書いてあることはほとんど同じなのでたくさん読んだからといって良いわけでもありません。

もし、この方が書いた別の本を読むとするなら、「本当に頭がいい子の育て方」を読むだけで良いと思います。