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2020年激変する大学受験!!中学・高校選びも変わる|入試・子供の将来を考えるなら2章までは読んで損はしない

今回は『2020年激変する大学受験!』という本の紹介です。

この本に書かれてある内容が本当に起こるかどうかは分かりませんが、子供の将来を考えるなら2章までは読んでおいて損はないと思います。

時間があるときに本屋さんで立ち読みでかまわないのでしてください。ささっと読めば2章までなら30分くらいで読めると思います。

教育改革は現在進行形で行われています。この本は約半年前(2015年12月)に発売されたばかりで比較的新しいのですが、すでに内容が古くなっているところもあります。

この本を読むときは教育改革のことはとりあえず置いて、子どもが就職をするときにどのようなスキルが求められる可能性が出てくるのかを、さら~っと確認するくらいな感覚で読むことを勧めます。

この本の目次

導入部分

導入部分では次のようなことが書かれています。

  • 2020年にセンター試験が廃止され、各大学のの試験は面接が重視されるようになり、英語の試験にはスピーキングテストが導入される。
  • 産業界が学校を変えようとしているから入試が変わる。自分から課題を見つけて解決ができる人材を入社前に育てるように学校に求めている。
  • 講義型の授業ではなく子供が主体的・協働的に学ぶ「アクティブ・ラーニング」に授業が変わる。
  • 文部科学省が大学改革を進めていて、大学ランキングが激変している。高校も入試のやり方を変えようとしている。

第1章 大学入試が変わる!

入試問題が「(落書きがよい・悪いという2つの意見を書いた別々の手紙について)あなたは、この2通の手紙のどちらに賛成しますか。片方あるいは両方の手紙の内容に触れながら、自分なりの言葉を使ってあなたの答えを説明してください 」というような問題が出される予定。

とあります。

私立の中高一貫校は既にこのような問題に対応する問題が出題されているみたいです。

今後は、正解のない問題に答えられる訓練をしなければ、上位の高校には進学できなくなるかもしれないですね。

なぜ入試改革が必要なのか?

今行われている入試改革は、グローバル化せざるを得ない日本に必要だからされるみたいです。

グローバル化に対応できる人を育てるためにトップの大学を改革する必要があるとのことです。そのトップの大学は『アクティブ・ラーニング入門』で挙げた37の大学です。

104校が応募したなかで、指定を受けたのは37校だけしかありません。「なんでこの大学が?」と、指定に疑問が残る大学もあるみたいですが、今後は選ばれた37の大学に注目が集まることは必至のようです。

ちなみに、一橋、神戸、青学、中央、同志社、関西大学という全国的に難関と言われている大学が指定されなかったみたいです。

今後は青学と中央が立教・明治・法政よりも見劣りする大学になる可能性もあります。

大学入試でも次のような問題が出される可能性があると書かれています。

  • 自分の腎臓を売ってもいいでしょうか?(ケンブリッジ大学医学部)
  • 駐車違反をなくすために罰則を死刑とした。その結果、駐車違反はなくなった。はたしてこれは有効な法律だといえるか?(オックスフォード大学法学部)

今後、日本のトップ校も、「大化の改新の年号を覚えているかどうか」の試験ではなく上述のような「正解のない試験」を行う方向に進むかもしれません。

そのほか、この章では

  • グローバル化の中で求められる学力・能力
  • これから求められる英語力のレベル
  • いままでのようなAO入試は廃止される

というようなことも書かれています。

第2章 大学入試が変わるのは、就職が変わるから!

終身雇用と年功序列が終わること、つまり日本の会社制度が大学入試に影響を与えているとのことです。

  • 長期蓄積能力活用型グループ
  • 高度専門能力活動型グループ
  • 雇用柔軟型グループ

という大きく分けて3つの雇用形態に変わっていくらしいです。この形態は1995年5月に日本経営者団体連盟(日経連)が発表したものです。20年以上たった今でもあまり浸透していないので、本当にこのように変わるのか疑問を感じますが、筆者は変わるという前提で書いています。

面接で落とされる学生

今後、どのパターンの雇用形態でも採用されなくなるであろう学生の例を会話形式で出しています。人事=A、学生=B

A:大学では何を専門とされたのですか?
B:源氏物語の研究をしました。
A:そうですか(ため息)。で、実務経験は?
B:実務経験と言いますと?
A:実際に働いた経験です。
B:居酒屋でアルバイトを3年しました。
A:弊社の業務とは関係ないですね。
B:学生時代はラグビー部に所属し、チームプレーを学びました。インカレでは7位になりました。
A:弊社の業務とは関係ないですね。で、何か資格をお持ちですか?
B:国語の高校の教員免許状を持っています。
A:そうですか。ご苦労様でした。結構です。
B:え?面接はこれで終わりですか?
A:はい、終わりです。

いまなら、そこそこ名前が通った大学なら採用されるかもしれないが、今後はそのようなことがなくなるとのことです。

就職できない学生の例以外にも「就職できる学生の面接」「幹部候補として就職できる学生の面接」も挙げられています。

共通して必要なのは「自分で自分の人生をどうしたいかを考えて目標を設定し、その目標に向けて努力してきたのかどうか」ということを、証拠(経験)に基づいて話す必要があるみたいです。

この章では他に

  • これからのエリートに求められる能力
  • 誤った学歴神話
  • 残る仕事は何か?

について書かれています。

第3章 学校教育の改革も始まった!

これからの学校教育は「アクティブ・ラーニング」が必要になるということを筆者のアクティブラーニングに関する考えを基に書いている章です。

この章で見るのを勧めるのは最後の項目の「なぜ新しい教育に移項しなければならないのか?」です。

第4章 あなたの子どもを守るために

これから数年したら学校が混乱するだろうと予測をしています。そういう状況の中で親が子どもを守るなら積極的に情報収集をし、どの学校が自分の子にとって必要な教育をしてくれるかを調べるべきだと書いています。

あとがき

あとがきも読んでおいた方がいいかもしれません。子供たちが生きていく社会がどれだけ厳しい社会になるか。

親が子どものために真剣に考えなくてはいということを改めて思いなおさせてくれるでしょう。

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